「軽貨物の仕事を始めたい。でも、車の審査に通らない……。」
そんな悩みを抱えていると、「審査に通るにはどうしたらいいのだろうか?」と考えることもあるのではないでしょうか。また、実際のところ「審査なしでリースする方法はないのだろうか?」と考える方も多いはず。
そこでこの記事では、黒ナンバー車両を審査なしでリース利用する方法はあるのかどうか、詳しく解説します。審査に不安がある方でも、自分に合った車の入手方法を見つけられるよう丁寧にお伝えしますので、ぜひ参考にご覧ください。
審査なしで黒ナンバーのリースを契約できる?
黒ナンバー車のリースが可能な条件やサービスについて、詳しく説明します。
そもそも黒ナンバーとは?
黒ナンバーとは、軽自動車を営業目的で使用する場合に取得が必要なナンバープレートです。白ナンバーが自家用車に使われるのに対し、黒ナンバーは「貨物軽自動車運送事業」に登録された車に交付される営業用ナンバーとなります。たとえばAmazonフレックスやUber Eatsなど、個人が配送ドライバーとして働く際に必要となるものです。
黒ナンバーのリースは審査があるのが基本
基本的に、黒ナンバー対応の車両をリースする場合は、通常のカーリース同様「審査」が必要です。リース会社は高額な車両を貸し出すため、利用者の支払い能力を確認するのが当然といえるでしょう。
審査なしで黒ナンバーリースを提供している会社はある?
「審査なし」とは言っても、完全に“何の確認もなしに貸してくれる”という意味ではありません。しかし、通常の信販会社の審査ではなく、独自審査や社内基準で柔軟に判断してくれる業者は存在します。中には、信用情報を見ない「銀行審査なし」のプランを設けている会社もあります。
【審査なしOK?】黒ナンバーリースを提供する業者と条件
審査に不安がある方でも、黒ナンバーの車をリースして配送の仕事を始めることは可能です。実際、最近では「審査なし」「保証人不要」などの柔軟な条件でリースを提供する業者が増えてきています。
ただし、すべての業者が完全に審査不要というわけではなく、「信販会社を通さない独自審査」や「自己資金を重視」など、それぞれ異なる基準がありますので、その点を十分に理解したうえで利用するとよいでしょう。
以下に、審査不要もしくは比較的通りやすいとされる黒ナンバー対応リース業者を紹介しますので、業者選びの参考にご覧ください。
GMSリース【審査通過率98%】
GMSリース:https://www.global-mobility-service.com/lp/lease/index.php?key=EOFZJX7G9J1WCNZM
GMSリースは、審査通過率98%を誇る「ほぼ審査なし」といっても過言ではないリース業者です。選べる審査方法と複数回チャレンジできる審査に加え、独自システム(※)により与信補強することで、審査通過が難しい方でもリース契約が可能となっているそう。審査に不安がある方にとっては大きなメリットになりますね。
※自社開発のデバイスを車両に取り付けることで、「エンジンの遠隔起動制御」と「位置情報の把握」を可能としたシステム
【対象エリア】関東1都6県、関西2府4県。愛知県
オトロン【審査通過率95%】
オトロンは、審査通過率95%を誇り、「保証人不要」「自営業者OK」など契約条件の緩さで注目されているリース会社です。特に個人事業主やフリーランス向けに柔軟なサービス設計がされており、審査でも身分証明書や収入証明書の提出は必要ですが、信用情報に大きな問題がない限り、前向きに対応してもらえることが多い業者です。
【対象エリア】(自社ローンの場合)関東圏内中心、(MCCS PLANの場合)本州・四国・九州でも対応可
K-VANリース【審査通過率90%以上】
K-VANリース:https://www.anycarry.co.jp/k-van/
K-VANリースは、軽貨物運送に特化したリース業者です。審査通過率90%以上を誇り、与信に不安がある方でも安心して利用できます。審査通過後 最短1週間で納車可能、最短1ヶ月のお試し利用ができるのがメリットです。
【対象エリア】全国
黒ナンバーリースの審査に落ちる人の特徴とは?
黒ナンバーのリースを検討している方の中には、「審査に落ちたらどうしよう」と不安を感じている方も多いことでしょう。実際、リース契約には審査があり、すべての人が通過できるわけではありません。ですが、あらかじめ「落ちやすい人の特徴」を知っておけば、対策が立てやすくなります。そこでここでは、審査に落ちやすい人の傾向を7つに分けて詳しく解説していきます。
信用情報に問題がある(ブラックリスト)
最も多い落選理由の一つが、「信用情報に傷がある」ケースです。クレジットカードの長期延滞や、携帯料金の未払い、過去に自己破産や債務整理をしたことがある方は、いわゆる“ブラックリスト”として扱われる可能性があります。リース会社が信販会社の審査を通す場合、信用情報機関(CICやJICCなど)に照会され、その記録をもとに審査されます。
特に、債務整理や自己破産の経験がある方は、信用情報機関にその履歴が一定期間残るため、通常の審査ではほぼ通りません。
収入や雇用形態が不安定
安定した収入がない場合も、審査に落ちやすくなります。特にアルバイトやフリーター、開業したばかりの個人事業主などは「継続してリース料を払えるか?」という不安から審査で落とされる可能性が高くなるでしょう。また、仕事の有無だけでなく、「どれくらい続けているか」もチェックのポイントとなります。
とはいえ、こうした状況でも事業計画や収入見込みを説明すれば、審査に通る可能性がゼロではありません。収入証明や開業計画書を入念に準備し、チャレンジしてみるのもよいでしょう。
借金が多すぎる
すでに多くの借金があると、リース審査では大きなマイナスポイントになります。なぜなら、他の返済で月々の支出が多いと、新たなリース料金の支払いが難しいと判断されるからです。住宅ローン、車のローン、消費者金融の利用など、どれも「現在の支払い能力」に影響します。
審査に通るには、「他の支払いとのバランス」が大切です。返済を一部終わらせる、もしくは借入額を減らすことで、審査に通る可能性を高めることができるでしょう。
年収200万円未満
リース契約では、一定以上の収入があるかどうかが重要な審査基準になります。一般的に、年収が200万円を下回ると、安定的な支払いが難しいと判断され、審査落ちにつながりやすくなります。これは単に金額だけの問題ではなく、「生活費を差し引いた後でリース料金を払えるか?」という実質的な支払い能力を見ているからです。
とはいえ、低収入でも、初期費用ゼロや月額が低めのリースを選べば審査に通る可能性は少なからずあります。収入証明をしっかり準備して提出することで、可能性を高められるでしょう。
勤続年数が1年未満
転職したばかりの方や雇用形態が契約社員や派遣社員の方、あるいは開業直後といった「勤続年数1年未満」の方は、審査で不利になる傾向があります。これは、就業状況が安定していないと判断されるためです。
たとえ高収入でも、「収入が今後も続く保証があるかどうか」が問われるため、収入の継続性が疑問視されるのです。
このような場合は、今後の収入見込みや、事業計画の内容をしっかり説明できるかがカギになります。将来性をアピールできれば、通過の可能性をわずかながら高めることができるでしょう。
持ち家や資産がない
資産の有無も、審査に大きく影響します。特に持ち家がある場合は、信用力が高いと判断されることが多いです。反対に、持ち家がなく賃貸暮らし、貯金もほとんどないとなると、返済不能リスクがあると見なされ、審査通過が難しくなる傾向があります。
しかし、資産がない場合でも、保証人をつけることで審査が通ることもあります。また一部の業者では「資産ではなく意欲と事業計画」で判断してくれるケースもあるため、相談してみる価値はあるでしょう。
虚偽の申告をしている
最後に、最も致命的な原因が「虚偽の申告」です。例えば、収入をごまかしたり、勤務先や勤続年数を偽ったりすると、審査中にその事実が判明し、即座に落とされる原因となります。リース会社は、信用調査を通じて真偽を確認するため、小さな嘘でも信頼を失うことにつながるのです。
そのため、まずは信頼関係を築くことが契約への第一歩です。正直な情報を提出し、不安な点があれば相談する姿勢の方が、かえって好印象を与えることもあります。誠実な対応が、審査突破の近道となるでしょう。
黒ナンバーリースの審査に落ちた場合の対処法
黒ナンバーのリース審査に落ちてしまうと、「もう軽貨物の仕事はできないかも…」と不安になるかもしれません。しかし、審査に通らなかった原因をしっかりと見極めて対処をすれば、再審査で通る可能性がまだ残されています。ここからは、審査に落ちた場合に取れる具体的な対処法を5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
契約名義を変える(家族・法人名義)
どうしても審査が通らない場合、自分ではなく「信用力のある第三者の名義」で契約を試みるのも一つの手段です。例えば、家族に名義を変更したり、法人を設立して会社名義で契約したりする方法があります。特に法人名義での契約は信用度が上がる場合が多く、実績が少なくても事業計画書や設立の目的を明確にすることで審査に通りやすくなるでしょう。
・信用情報に問題のない親族を名義人にする
・法人化することで審査基準が変わる場合も
・事業計画や収支予測を提出することで信頼を得やすい
連帯保証人をつける
連帯保証人を用意することも、リース審査を通すための有効な手段です。保証人の信用情報や収入が安定していれば、契約者本人のリスクをカバーする形で審査が通る可能性があります。特に自己資金が少ない人や、開業まもない人にとっては、家族や親しい人に協力してもらうことで、ぐっとハードルが下がるでしょう。
・年収300万円以上の安定した収入がある
・長期間同じ会社に勤務している
・クレジットの延滞歴がない
車両のグレードを下げる
リース審査では、車両の価格が高いほどリスクが高まるため、車のグレードを下げるだけで審査が通りやすくなる場合があります。高年式や高機能な車両ではなく、中古車やベーシックな仕様の軽バンを選ぶことで、月額リース料を抑えられ、支払い能力とのバランスが取りやすくなるでしょう。
・月額料金が安くなり、審査通過率がアップ
・保険料や維持費も抑えられる
・車両価格が下がるため、頭金不要のケースも増える
借金を整理し信用を回復する
過去の延滞や借入額が多すぎると判断された場合、審査通過は難しくなります。そんなときは、一度リース契約を見送り、まずは借金の整理に集中しましょう。少額でも完済実績を作ることで信用情報にポジティブな記録が残り、一定期間(通常5年〜10年)経過後には信用が回復して審査に通る可能性が高まります。
・滞納している支払いをすぐに解消する
・消費者金融の利用を減らし、完済を目指す
・クレジットカードの支払いを期日通りに行う
まとめ
黒ナンバー車をリースする場合、原則としてカーリースと同様に「審査」が必要になります。ただし、すべての業者が信販会社の厳しい審査を行っているわけではなく、独自審査や社内基準によって、柔軟に判断してくれるリース会社も存在します。信用情報に不安がある方や開業間もない方は、ぜひ今回ご紹介したポイントに注意しながら申請にチャレンジしてみてください。
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田川 英紀

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