1週間のレンタカー「ウィークリーレンタカー」とは? 料金を徹底比較

マンスリーレンタカー・長期レンタカー
  • ウィークリーレンタカーは1週間単位の料金プラン。1日料金×7日分よりも大幅に割安に借りられる
  • 3週間以上ならマンスリーレンタカーも選択肢に入ってくる。利用期間が長くなれば1日あたりの単価はさらにお得に
  • ウィークリープランやマンスリープランがあるレンタカー会社は限定的

短期旅行や一時的な帰省などで、1週間程度車が必要になる場合、レンタカーの利用を考える方も多いのではないでしょうか。

便利なレンタカーも、1週間ともなると費用が高額になる心配があります。そんな方にぜひとも利用していただきたいのが「ウィークリーレンタカー」です。

この記事では、1週間借りる場合の料金相場から、おすすめのプラン、3週間以上必要な場合によりお得に借りる方法まで解説します。

1週間レンタカーを借りる料金は?

レンタカー 料金

一般的なレンタカーは数時間〜24時間単位での料金が基本となっており、1週間レンタカーを借りる場合は24時間料金が基準となります。

ここでは、大手レンタカー会社と格安レンタカーそれぞれで1週間借りる場合の料金を比較します。

大手レンタカー会社

大手レンタカー会社では、24時間料金と以降1日ごとの延長料金が設定されており、1週間レンタル料金は24時間料金+(以降1日ごと×6日分)で計算できます。

24時間料金 以降1日ごと

1週間料金

トヨタレンタカー 軽自動車(C0) 8,580円(東京料金:10,010円) 7,260円(東京料金:8,800円) 52,140円(東京料金:62,810円)
コンパクトカー(C2) 10,120円(東京料金:12,430円) 8,250円(東京料金:10,560円) 59,620円(東京料金:75,790円)
1BOX(W2) 20,900円(東京料金:23,650円) 15,400円(東京料金:17,490円) 113,300円(東京料金:128,590円)
日産レンタカー 軽自動車(P0) 8,800円 7,260円 52,360円
コンパクトカー(P2) 9,790円 7,700円 55,990円
1BOX(W4) 24,090円 17,270円 127,710円
ニッポンレンタカー 軽自動車(K-A) 7,590円 6,380円 45,870円
コンパクトカー(S-S) 8,910円 7,150円 51,810円
1BOX(W-S) 22,550円 16,610円 122,210円
オリックスレンタカー 軽自動車(KSS) 8,250円 6,160円 45,210円
コンパクトカー(SA) 9,900円 7,920円 57,420円
1BOX(WA) 22,660円 16,720円 122,980円
タイムズカーレンタル(※2025年11月1日出発分以降) 軽自動車(K-0) 7,590円 6,732円 47,982円
コンパクトカー(C-1) 8,855円 7,920円 56,375円
1BOX(W-4) 22,770円 20,196円 143,946円

※すべて税込価格 ※2025年10月現在

1週間分の料金が安いのは、軽自動車ではオリックスレンタカー、コンパクトカー・1BOXならニッポンレンタカーです。

また、地域によって値段差がある場合や、繁忙期などに料金が加算される場合もありますので、予約時に確認しておくようにしましょう。

格安レンタカー会社

格安レンタカー会社では、割安で利用できるウィークリープランが用意されている場合がありますが、ここでは、大手レンタカー会社と条件を合わせるために「24時間料金×7日間」の料金を比較しています。

24時間料金

1週間料金(24時間料金×7日)

ニコニコレンタカー 軽自動車(Kクラス) 4,730円 33,110円
コンパクトカー(Sクラス) 4,950円 34,650円
1BOX(F1クラス) 12,650円 88,550円
100円レンタカー 軽自動車(軽クラス) 4,500円 31,500円
コンパクトカー(コンパクトAクラス) 4,800円 33,600円
1BOX(ミニバンクラス) 9,400円 65,800円
ガッツレンタカー 軽自動車(Aー1) 2,200円 15,400円
コンパクトカー(C-1) 4,070円 28,490円
1BOX(D) 8,580円 60,060円
カルノリレンタカー 軽自動車(A-Class) 4,400円 30,800円
コンパクトカー(E-Class) 7,700円 53,900円
1BOX(F①ーClass) 7,700円 53,900円
業務レンタカー 軽自動車(A-1) 3,300円 23,100円
コンパクトカー(B-1) 4,840円 33,880円
1BOX(BOX1) 10,450円 73,150円

※すべて税込価格 ※2025年10月現在

格安レンタカーは、大手レンタカー会社と比べて30〜50%料金が安くなっています。

そのため、1週間など長期間レンタカーを借りる場合には、総額での価格差は大きくなってきます。

1週間借りるなら「ウィークリーレンタカー」がお得

1週間レンタカーを借りるなら、1日(24時間)単位のプランよりも、ウィークリーレンタカーを活用した方が圧倒的に割安になります。

ここでは、週末だけ使いたいなど、中・長期でのレンタカーの利用におすすめできる、ウィークリーレンタカーについて解説します。

▶おすすめの長期レンタカーは?大手・格安・長期専門8社の料金を徹底比較!

ウィークリーレンタカーとは?

ウィークリーレンタカーは、1週間単位でレンタル料金が設定された長期レンタカーのプランのひとつです。

一般的にレンタカーは数時間から24時間単位でのスポットの利用が基本となりますが、ウィークリーレンタカーでは1週間単位での利用となるため、通常のスポット料金よりも割引された金額が適用されます。

具体例として、業務レンタカーの軽自動車料金で比較すると、24時間料金×7日分の料金は23,100円ですが、ウィークリープランなら7,700円と、通常の1/3以下の料金で借りられます。

1週間続けて使う場合だけではなく、3日以上使うならウィークリープランの方が安くなるケースも少なくありません。

ウィークリープランがあるレンタカー会社

ウィークリーレンタカーは、格安レンタカーの一部で提供されているサービスです。

大手レンタカー会社では、1日(24時間)単位での料金設定の会社が多くなっていますので、ウィークリーレンタカーは格安レンタカーならではのサービスとなっています。

格安レンタカーには、次のような特徴があります。

  • 大手レンタカーと比べて料金が格安
  • 車両は中古車が中心。ただし整備済なので不具合の心配はない
  • 店舗数や利便性では大手レンタカーに劣る部分も

中古車の活用や人件費の削減などで運営コストを抑えた分、格安な料金で提供されています。24時間料金でも大手レンタカーと比べて半分程度、ウィークリープランを活用すれば1週間料金は大手の1/5以下になる場合もあります。

車両が多少古くても料金が安い方が良いという方は、ウィークリープランのある格安レンタカーがおすすめです。

▶安いレンタカーはどこ? 格安レンタカー(ニコニコ・ガッツ・業務)3社の料金とサービスを徹底比較

ウィークリープランが安いのはどこ?

ここでは、ウィークリープランのある格安レンタカー各社の、1週間のレンタル料金を比較します。

軽自動車 コンパクトカー 1BOX
ニコニコレンタカー 22,000円(Kクラス) 22,000円(Sクラス) 56,100円(F1クラス)
100円レンタカー 27,100円(軽クラス) 28,700円(コンパクトAクラス) 56,500円(ミニバンクラス)
ガッツレンタカー 8,580円(A-1) 19,250円(C-1) 32,780円(D)
カルノリレンタカー 8,800円(A-Class) 23,100円(E-Class) 23,100円(F①ーClass)
業務レンタカー 7,700円(A-1) 16,500円(B-1) 25,080円(BOX1)

※すべて税込価格 ※2025年10月現在

1週間料金では、軽自動車・コンパクトカーでは業務レンタカー、1BOXではカルノリレンタカーが最も安くなっています。

ガッツレンタカー・カルノリレンタカー・業務レンタカーでは、大手レンタカー会社の1週間分の料金と比べて1/4〜1/5以下で借りられますので、旅行や帰省、週末だけの利用などにもお得に活用できます。

業務レンタカーでは、予約日から20日以内の出発の場合、Webで実車を確認して選べますので、希望の車種を借りることが可能です。

車種別料金をcheck!

ウィークリーレンタカーのメリット・デメリット

マンスリーレンタカー メリット・デメリット

ウィークリーレンタカーは、1週間だけ車を使いたいという人に便利なサービスですが、メリットがあればデメリットもあることは知っておきましょう。

格安な料金や手続きの手軽さは魅力ですが、車両の年式の古さや利用条件には注意が必要な点もあります。

ここでは、ウィークリーレンタカーを利用する前に知っておくべき、メリット・デメリットを解説します。

メリットはなんといっても安いこと

ウィークリーレンタカーのメリットは、なんといっても料金の安さです。

大手レンタカー会社で1週間借りた場合、軽自動車でも総額は5万円前後になります。格安レンタカーのウィークリープランなら、軽自動車の1週間料金が1万円を切る場合もありますので、価格差は1/5以上になることも。

週末だけなどに2〜3日利用したい場合でも、1日単位で延長して料金を支払うよりもウィークリーレンタカーを利用した方がお得になるケースは多いので、総額で比較してみるようにしましょう。

多くが中古車で型式が古いのはデメリット

ウィークリープランを提供している格安レンタカーでは、多くの場合、中古車がレンタル車両として活用されています。

そのため型式が古く、最新の安全装備や自動ブレーキなどの運転支援機能が付いていない車両も少なくありません。一部の車両では、外装・内装に傷や使用感があるなど、状態が良くない場合もあります。

借りられる車種は店舗の空き状況次第ですので、人気の軽ハイトワゴンなどを希望する場合には、早めに予約をしておくようにしましょう。

また、ウィークリーレンタカーの場合、走行距離の制限が定められている場合もあります。契約時に距離制限や追加料金などの条件を確認しておくようにしましょう。

3週間以上借りるなら「マンスリーレンタカー」も検討しよう

3週間以上借りるなら、1ヶ月(30日間)単位でレンタルできるマンスリーレンタカーを検討しましょう。

マンスリーレンタカーでは、1ヶ月単位で料金が設定されるため、ウィークリープランよりもさらに割安になっています。

マンスリープランを提供しているレンタカー会社の1ヶ月(30日間)の料金を紹介します。

軽自動車

コンパクトカー

1BOX

ニコニコレンタカー 85,800円(Kクラス) 85,800円(Sクラス) 222,200円(F1クラス)
100円レンタカー 92,000円(軽クラス) 98,200円(コンパクトAクラス) 190,200円(ミニバンクラス)
ガッツレンタカー 27,280円(Aー1) 48,400円(C-1) 76,780円(D)
カルノリレンタカー 26,400円(A-Class) 69,300円(E-Class) 69,300円(F①ーClass)
業務レンタカー 26,400円(A-1) 36,300円(B-1) 59,400円(BOX1)

※すべて税込価格 ※2025年10月現在

たとえば、業務レンタカーでコンパクトカーを借りる場合、ウィークリープランの料金は16,500円ですので、3週間分の料金は49,500円となります。車種と会社にもよりますが、マンスリー料金の方が3週間分の料金よりも割安になるケースがほとんどです。

業務レンタカーでは、幅広い車種で1日・1週間・1ヶ月と3段階料金が設定されています。

クラス

1日 1週間

1ヶ月

A-1クラス:軽自動車

(モコ・アルト・EKワゴン・ライフなど )

3,300円 7,700円 26,400円
A-2クラス:軽自動車ミニ

(モコ・アルト・EKワゴン・ライフなど )

3,740円 11,000円 29,700円
A-3: 軽ハイトールワゴンなど

(タント・モコ・アルト・EKワゴン・ライフなど )

4,290円 13,200円 33,000円
A-4: 軽ハイトワゴンなど

(ワゴンR・タント・パレット・ルークス )

4,840円 14,850円 36,300円
A-5:軽ハイトワゴンなど

(ワゴンR・タント・パレット・ルークス )

5,500円 16,500円 39,600円
B-1クラス:普通車ミニ

(マーチ、パッソなど )

4,840円 16,500円 36,300円
B-2:コンパクト

(フィット・ポルテ・ラウムなど )

5,720円 17,820円 39,600円
B-3クラス:普通車コンパクトミニ

(フィット・ポルテ・ラウムなど )

7,700円 18,700円 44,000円
B-4クラス:普通車コンパクト

(プリウス、フィット・ポルテ・ラウムなど )

9,680円 19,580円 47,850円
B-5クラス:ミニバンなど

(エスティマ、ノア、30系プリウスなど )

10,780円 21,780円 51,700円
Fクラス:商用車バン(ガソリン車)

(プロボックスバン、ハイゼットカーゴ)

5,830円 18,700円 42,680円

※すべて税込価格 ※2025年10月現在

使いたい用途と利用期間に応じて柔軟に選べますので、1週間・1ヶ月と長期間レンタカーを安く借りたい方にもおすすめです。

マンスリーレンタカー1ヶ月の料金はいくら? 格安で借りる方法を完全ガイド

レンタカーを1週間借りる最安の方法はウィークリーレンタカー

帰省や旅行、出張などで1週間レンタカーを借りたい場合、ウィークリーレンタカーが最も安く借りられる方法です。

ウィークリーレンタカーは、1週間単位で料金が設定されており、通常の1日料金×7日分よりも大幅に割安で提供されています。大手レンタカー会社と比べると、1/4〜1/5程度安く借りられる場合もありますので、スポットで車を使いたい場合に便利なサービスです。

また、3週間以上借りるなら、1ヶ月単位でレンタルできる、マンスリーレンタカーも選択肢に入ってきます。業務レンタカーでは、1週間・1ヶ月の長期レンタカーもお得な料金で提供していますので、用途に合わせてご検討ください。

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田川 英紀
19歳から自動車販売店にて勤務を経て26歳で現在の(株)カーチョイスを設立。現在45歳。2児の父。26年間自動車販売を経験してきたプロの目から見た自動車業界の記事を情熱を持って書きます。中古車販売業者は競合が何万店もあり、どれだけ頑張っても売上が伸びないため、「このままでは倒産してしまうかもしれない」という思いに暮れることもありました。そして、大きく方向転換しなくてはという思いと、人に喜んでもらえる仕事がしたいという思いから、「業務レンタカー」という仕事が誕生しました。
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