レンタカーとマイカーの損益分岐点は?お得に車に乗る方法を伝授

マンスリーレンタカー・長期レンタカー

ざっくり要約!

  • 年間55日前後、月に平均4~5日以上利用するとマイカーがお得
  • マイカーに向いているのは、車の利用頻度が高く自分で車のカスタマイズ・メンテナンスをしたい人
  • レンタカーに向いているのは、車の利用頻度が低く、維持管理の手間を掛けたくない人

マイカーがある便利な生活に憧れつつも、コストが気になり購入に踏み切れない方は少なくありません。一方、必要な時にだけレンタカーを借りる方も、どの程度利用すると割高になってしまうのか気になるのではないでしょうか。

レンタカーとマイカーのどちらがお得になるかは、車の利用頻度や走行距離などによって決まります。この記事では、マイカーとレンタカーの費用を具体的に比較し、割高になる損益分岐点を分かりやすく解説します。

マイカーとレンタカーのコストを比較

まずは、マイカーを所有する場合と、レンタカーを利用する場合で、それぞれどの程度の費用がかかるのか見ていきましょう。

この記事では、比較対象を小型普通車(マーチ、ヴィッツなど)に統一し、駐車場を自宅に確保している前提でシミュレーションします。

マイカー所有の年間コスト目安

マイカーを所有すると、車両本体の購入費用だけでなく、税金や保険料、メンテナンス費用など、以下のようなさまざまな維持費が継続的に発生します。

項目金額備考
車両代225,864円車両価格150万円、年利1.5%、返済期間7年のローンを組んだ場合の年間返済額
自動車税30,500円排気量1~1.5L、令和元年10月1日以降登録
自動車重量税12,300円車両重量1.0~1.5t、エコカー外、新規登録から12年未満、2年自家用の自動車税24,600円÷2
自賠責保険料8,825円自家用普通車24ヶ月17,650円÷2
任意保険料60,000円平均5,000円×12ヶ月
車検費用40,000円平均8万円÷2
メンテナンス費用20,000円オイル交換、消耗品交換など
合計397,489円 
車両代除く合計171,625円 

小型普通車を1台所有するだけで、年間約40万円、月額に換算すると約33,000円のコストがかかります。車両本体のローンを完済すれば半額程度に下がりますが、以降も毎月約1.4万円の費用が発生しつづけます。

上記に加えて、走行した分だけガソリン代も支払わなければなりません。国土交通省の調査によれば、自家用乗用車の平均年間走行距離は約10,575kmです。仮に燃費15km÷Lの車に170円÷Lで給油する場合、年間で約120,000円が発生することも念頭に置く必要があります。

日貸しのレンタカーの費用目安

次に、必要な時だけ借りる「日貸しレンタカー」の費用を見てみましょう。ニッポンレンタカーで小型普通車を借りた場合のレンタル料金は以下の通りです。

クラス12時間まで24時間まで
ニッポンレンタカーS-Sクラス7,150円8,910円
2025年7月現在。税込

上記の料金には各種税金・保険料、メンテナンス費用が含まれています。ドライブレコーダーやスタッドレスタイヤなどをレンタルする場合は別途オプション料金がかかりますが、追加オプションが不要なら上記の料金で利用できます。ただし、返却時にはガソリンを満タンにする必要がある点には注意が必要です。

長期レンタカーの費用目安

日貸しよりも長い期間で利用できる「長期レンタカー」という選択肢もあります。

業務レンタカーで小型普通車(B-1)を借りた場合のレンタル料金は以下の通りです。

クラス1週間1ヶ月
B-1クラス16,500円36,300円
2025年7月現在。税込

上記の料金には各種税金・保険料、メンテナンス費用が含まれています。また、60日間以上の長期レンタルの場合は、31日目から30日あたり1,000円の割引が適用され、さらにお得になります。

マイカーとレンタカーの損益分岐点はどこ?

では、マイカーとレンタカーは、それぞれどのような使い方が適しているのでしょうか。利用頻度を基準に比較しましょう。

年20回未満の利用

月に1〜2回、不定期の買い物や短時間のお出かけなどに利用するケースです。

  • 日貸しレンタカー:7,150円×20回=143,000円
  • マイカー:397,489円

この場合、日貸しレンタカーの方がコストを抑えられます。マイカーの所有コストと比べると、25万円程度の差額が発生します。

毎週末の利用

毎週土日どちらかに必ず車を使うケースです。年間の利用回数は約52回となります。

  • 日貸しレンタカー:7,150円×52回=371,800円
  • マイカー:397,489円

毎週末利用するようになると、マイカーと日貸しレンタカーとの差はほぼ無くなります。

毎週末+αの利用

週末に加えて、平日の習い事の送迎などでも利用するケースです。ここでは年間80回と仮定します。

  • 日貸しレンタカー:7,150円×80回=572,000円
  • マイカー:397,489円

この頻度になると、ついにマイカー所有の方がコスト的にはお得という結果になります。

長期休暇など一時的な利用

夏休みや年末年始の帰省、1ヶ月間の出張など、特定の期間だけ集中的に車を使いたいケースです。

  • 日貸しレンタカー:7,150円×30日=214,500円
  • マイカー:397,489円

年間で1ヶ月程度集中して利用する分には、日貸しレンタカーのほうがお得です。ただし、前述の週末利用と組み合わせると、マイカーを持った方がコストを抑えられるようになります。

ここまでの事例から、マイカーとレンタカーの損益分岐点は年間55日前後。月に4~5日程度の利用頻度が、マイカー所有を検討する境目といえそうです。

使用頻度が高い・中長期の利用なら長期レンタカーがおすすめ

前述のシミュレーションでは、月に4~5日以上利用するならマイカーがお得、という結果が出ました。ここで注目したいのが「長期レンタカー」という選択肢です。年間で利用する時期が限定され、なおかつ1ヶ月以上の長期にわたる場合には、長期レンタカーがもっとも安く車を利用する手段になります。

日貸しのレンタカーのデメリット

日貸しレンタカーは、利用頻度が高くなるにつれてデメリットが大きくなっていきます。

日貸しレンタカーの大きなデメリットは、利用手続きの煩雑さです。利用するたびにWEBや電話で予約し、店舗まで車を借りに行き、指定された時間までに返却するという一連の作業は、頻度が増えると想像以上に面倒に感じるものです。

維持・メンテナンス費不要でマイカーのように利用できる

一方、業務レンタカーのような長期レンタカーは、月々の定額料金だけでマイカーのように車を自由に使えます。

月額料金には、自動車税・自動車重量税などの税金、車検費用、自賠責・任意保険の保険料、メンテナンス費用といった諸費用がすべて含まれています。そのため、想定外の出費を心配する必要がなく、維持管理はすべてレンタカー会社に任せられるため、手間をかけずにいつでも安心して利用できるのが大きなメリットです。

納車前・通院・帰省など期間限定ニーズにも対応

「欲しい新車の納期が半年先」「数週間の通院で足が必要になった」「実家に2週間だけ帰省する」といった、1ヶ月に満たない短期間の利用にも長期レンタカーは最適です。

業務レンタカーでは、1週間16,500円から利用できるウィークリープランもご用意しています。1週間のうち3日以上車を利用する場合、日貸しレンタカーよりも安価で利用可能です。

マイカーとレンタカーそれぞれに向いているのはどんな人?

最後に、ここまでの内容をまとめて、それぞれどんな人におすすめなのかをご紹介します。

マイカーに向いている人

マイカーに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 年間55日以上、月に平均4~5日以上車を利用する人
  • 車のカスタマイズを楽しみたい、所有すること自体に価値を感じる人
  • 突発的な利用が多く、都度予約するのが面倒な人

年間を通じて車の利用頻度が高く、突発的な利用機会が多い人ほど、マイカーを所有するのがおすすめです。年間で55日以上、月に平均4~5日以上車を使うと、日貸しレンタカーの代金をマイカーの維持費が下回ります。また、利用するたびに予約や返却をするのが面倒な方も、マイカーが適しています。

マイカーの利点のひとつに、車のカスタマイズやメンテナンスを自由にできる点があります。自分好みのパーツやオプションの取り付けや、自分の手で行うメンテナンスは、レンタカーではできません。自分が思うとおりに車に手を掛けたい人ほど、自分好みのマイカーを購入するのがおすすめです。

レンタカーに向いている人

レンタカーに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 【日貸し】車の利用が月に数回程度の人
  • 【長期】納車待ち、長期出張、引っ越しなど、1ヶ月〜1年程度の期間限定で車が必要な人
  • 維持管理の手間を省きたい人

車に乗る頻度が少ない方は、レンタカーを利用することによってコストを抑えやすくなります。また、レンタカーは原則としてレンタカー会社が維持管理を行いますので、車のメンテナンスや各種手続きの手間を省きたい人にもレンタカーが向いています。

レンタカーを利用する期間によって、向いているレンタカーのサービスが異なります。数時間~1日程度の短時間利用が多い場合は日貸しレンタカー、1ヶ月以上連続して利用するなら長期レンタカーがおすすめです。

まとめ

マイカーとレンタカーの損益分岐点は、年に55日以上、月に4~5日以上がひとつの目安になります。車に乗る機会が少ない人ほど、使うときだけ費用が発生するレンタカーがおすすめです。ただし、利用頻度や連続利用期間によって向いているレンタカーは異なりますので、自分の使い方にあったレンタカーのサービスを選びましょう。

業務レンタカーでは、お客様のライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案します。マイカーを買うべきか、借りるべきかお悩みの方は、ぜひ一度業務レンタカーまでお気軽にご相談ください。

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「気軽に、レンタカーを利用してほしい」「レンタカーでより便利に、豊かに暮らしてほしい」との思いでこの業界に携わって、早20年。これからも多くの方に、“快適”と“感動”を与えるサービスを提供いたします。

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田川 英紀
19歳から自動車販売店にて勤務を経て26歳で現在の(株)カーチョイスを設立。現在45歳。2児の父。26年間自動車販売を経験してきたプロの目から見た自動車業界の記事を情熱を持って書きます。中古車販売業者は競合が何万店もあり、どれだけ頑張っても売上が伸びないため、「このままでは倒産してしまうかもしれない」という思いに暮れることもありました。そして、大きく方向転換しなくてはという思いと、人に喜んでもらえる仕事がしたいという思いから、「業務レンタカー」という仕事が誕生しました。
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