人でなければできない仕事・人じゃなくてもできる仕事
技術の発展やAIの台頭、法律改正……これらにより、さまざまな業種で省人化が進んでいます。ガソリンスタンドでは、1998年にいち早くセルフ給油が解禁。完全にセルフとは言い難い仕組みではあるものの、かなりの程度、省人化に寄与しているのではないでしょうか。とはいえ、ガソリンスタンドの“副業”ともいえる車検やコーティングは、まだまだ人の手が不可欠です。
一方、他のカービジネスに目を向けてみると、たとえば車の販売についても、まだまだ人の介在が必要になると思います。高額な資産である車や不動産は、やはりネットショッピングのようには購入できません。また、整備などの技術職においても、一部はシステム化できたとしても一定の知識と技術を持つ人材は必要です。
人の手を動かすには、教育や研修、人件費、管理などのコストや労力がかかります。どんなビジネスにおいても最低限の人材は必要不可欠であるものの、人口減少や少子高齢化が進む日本においては、いかに属人性を下げ省人化を上げられるかが今後のキーワードになっていくことでしょう。
業務レンタカーはワンオペ営業が可能
たとえば、車のコーティングをする場合、グレードにもよりますが1台につき2〜3時間はかかるでしょう。100台来れば、300時間。受付や会計も含めれば、もっと時間を要するかもしれません。いずれにしても、1ヶ月に100台の車をさばくとすれば、最低でも4〜5人の人員が必要です。
一方、弊社の「業務レンタカー」は、100台の車を稼働させたとしても、たった1人で営業が可能です。ワンオペ営業を可能にしているのは、特許を取得した無人返却・無人貸し出しシステムと長期レンタルという仕組み。私は以前、中古車販売業をしていたのですが、実は人を増やしすぎて経営が悪化したという苦い経験がありまして……。これが、「これからのビジネスは省人化だ!」と強く思ったきっかけでもあります。一般的なレンタカーは、1日単位のレンタル。長く借りていただいたとしても、数日間です。その点、業務レンタカーは一度貸したら1ヶ月返ってこないのは当たり前。中には、3ヶ月間借りてくださるお客様もいらっしゃいます。つまり、貸し出し・返却の頻度が一般的なレンタカーと比較して断然低いのです。
現在、業務レンタカーはフランチャイズ展開を推進していますが、営業方法はすべてマニュアル化しており、特許システムの利用方法も容易なため、研修や教育にかける費用や時間も最低限ですみます。私は、ビジネスを考えるうえで、省人化に加え次の視点も大切にしています。
- 特別な技術や知識がいらない
- 特定の人に頼らず営業できる
- 再現性がある
これらは、カービジネスに限らず、すべてのビジネスの働き方改革や持続可能性に大きく寄与する要素です。
省人化したうえで「差別化できるか」が大事
働き方改革、省人化……これらは、今後の日本でビジネスをしていくうえで必要不可欠な視点となるでしょう。しかし、ここがいくら優れていても、やはり根本であるサービスに魅力がなければビジネスは大きくなりません。皆さんもご存じのとおり、車離れやガソリン車離れから、ガソリンスタンドの数は年々減少傾向にあります。だからこそ、車検やコーティングなど、車の維持に関するサービスを提供しているガソリンスタンドが多いのでしょう。ただ、ここまで申し上げてきた通り、これからのビジネス戦略を考えるのであれば、省人化という視点を持つことが大切です。加えて、他社といかに差別化できるか。この視点も、同じくらい大切だと私は考えます。
業務レンタカーでいえば、他のレンタカーより圧倒的に安く長期レンタルができる。これが特徴であり魅力であり、他社と差別化できる点です。ガソリンスタンドに置き換えてみれば、メイン事業である給油に関してはなかなか差別化が難しい。であれば、「給油✖️〇〇」ここに新たな価値を見出すべきなのではないでしょうか。
私からすれば、ガソリンスタンドと最も親和性の高い事業こそ弊社の業務レンタカーだと考えますが、たとえば敷地内にコインランドリーを設置するのも面白いと思います。省人化かつ差別化ができるという点を満たしているからです。経済産業省によれば、すでにこういった取り組みをしているガソリンスタンドもあるのだとか。このように、働き方や将来の人口、労働力の予測、事業の持続可能性といった視点で考えると、新たな発想が生まれ、ミライにつながるビジネスへの転換が叶うのではないでしょうか。
田川 英紀
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