カーリース・レンタカー・カーシェアリングの違いを徹底比較

カーリースとレンタカーの違い

一般的に車を借りる方法としては、カーリース・レンタカー・カーシェアがあります。

ですが、

「一体何がどんな違いがあるの?」

「私にはどれが合っているの?」

と悩まれる方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、カーリース・レンタカー・カーシェアそれぞれの違いと料金、結局どれを選べばいいのかという点まで徹底的に解説していきます。

カーリース・レンタカー・カーシェアリング9つの違い

まずは、カーリース・レンタカー・カーシェアの違いについてみていきましょう。

3者の主な違いは次のとおりです。

カーリース レンタカー カーシェアリング
1.契約期間(利用期間) 1年以上~ 1日~1年未満 30分~数時間程度
2.料金・支払い 月額支払い 利用時間(日数)分を前払い ・月会費支払い

・利用時間分の支払い

・走行距離分の支払い

3.駐車場(車庫証明) 必要 不要 不要
4.車種の選びやすさ 自由に選べる 空きがある車種の中から選ぶ 空きがある車種の中から選ぶ
5.燃料費(ガソリン代) 自己負担 自己負担 カーシェアリング会社負担
6.ナンバープレート 通常のナンバー 「わ」ナンバー 「わ」ナンバー
7.契約時の手続き 複雑 簡単 簡単
8.初期費用の有無
9.途中解約(早期返却)のリスク

では、詳しくみていきます。

1.契約期間(利用期間)

カーリース、レンタカー、カーシェアリングの最も大きな違いが、契約期間(利用期間)の長さです。契約期間の長さを順に並べてみると次のとおりになります。

・カーシェアリング:15分~数時間
・レンタカー:1日~1年未満
・カーリース:1年以上~

このように、利用予定期間の長さに向き不向きが決まってきます。

ただ、必ずしも上記の期間と限定されているわけではなく、それぞれのサービスには短期プランと長期プランがあり、選択肢は実に多様です。

2.料金体系

料金体系にも少しずつ違いがみられます。

・カーリース:月額支払い
・レンタカー:利用時間(日数)分を前払い

・カーシェアリング:月会費支払い、利用時間分の支払い、走行距離分の支払い

短期での扱いとなりやすいレンタカーやカーシェアリングは、契約(1回の利用)ごとの支払いになるのが一般的です。料金は、車種や利用時間(日数)に応じて算出されます。

一方、長期的な扱いとなりやすいカーリースでは、月額支払いが一般的です。料金は最初の契約時に決定され、車種や契約期間などによって変化します。

3.駐車場(車庫証明)

カーリースを利用する上で必ず必要になるのが、駐車場。単に車を停められる場所を確保するだけでなく、車庫証明を取ってリース会社に提出する必要があります。

【車庫証明の発行方法】
1.管轄の警察署で申請書類を受け取る
2.申請書の記入
3.警察署に行き、申請書類を提出
(※申請手数料:約2,000円)
4.後日、警察署に行き、証明書を受け取る
(※交付手数料:約500円)

このように車庫証明の手続きは、はっきり言ってかなり面倒です。一方レンタカーやカーシェアリングなら車庫証明が不要なのでうれしいですね。

4.車種の選びやすさ

車種に関しては、カーリースが最も選択肢が多いといえます。車種によって金額は大きく変化しますが、乗りたい車が決まっている人にとってはうれしいですね。

一方レンタカーやカーシェアリングは、各会社で用意された車種限定となります。とはいえ各社ホームページから取扱い車種の確認はできますので、乗りたい車種がある人は、一度調べてみるとよいでしょう。

5.燃料費(ガソリン代)

燃料費(ガソリン代)については、カーシェアリングでは支払う必要がありません。短時間の利用を想定しているため、もともとの利用料金に組み込まれているためです。

一方カーリースやレンタカーは長期利用を想定していることもあり、ガソリン代は実費となります。

6.ナンバープレート

レンタカーやカーシェアリングのナンバープレートは「わ」ナンバーといって、ナンバープレートのひらがな部分の表記が「わ」と決められています。つまり「わ」ナンバーだと他の人からみて「借りている車」だと分かるということです。

一方カーリースの場合は一般的なナンバープレートと同じで「わ」ナンバーではありません。リース車であることが周囲にバレないというのは一つのメリットですね。

7.契約時の手続き

契約時の手続きが最も簡単なのは、レンタカーです。車の空きがあれば即日レンタルができ、あとは店頭で保険と免許証をみせるだけでOK。難しい手順もなく、誰でも簡単に車を借りることができます。

一方カーシェアリングは、入会手続きが必要になります。手続き方法によっては、ウェブ上で免許証画像をアップロードしたり、直接店舗へ行く必要があったりと、人によっては難しいと感じることでしょう。

最後にカーリースは、3者の中で最も複雑です。相談から審査、契約書の記入、車庫証明の提出など手順が多く、実際に車が納車されるまでには約1~2ヶ月かかるほど。すぐに車を使えるわけではないことや手続きの複雑さから、諦めてしまう方も……。

8.初期費用の有無

利用料金以外の初期費用が唯一かからないのは、レンタカーです。店頭でレンタル料の支払いをするだけで、基本的には他に支払いが生じることはありません。

一方カーシェアリングの場合は、入会手数料(カード発行料:数千円など)がかかります。

そして3者の中ではカーリースが最も初期費用が高額で、リース車の名義変更や登録にかかる費用をはじめ、任意保険料や車庫証明取得費用などがかかります。費用は5万円ほどで、高額になると10万円ほどかかる場合もありますので、サービス内容をしっかりと確認しておくとよいでしょう。

また一つ大きな注意点としては、カーリースの車検費用は利用者が支払う必要があるという点です。リース会社によっては車検費用込みの会社もありますが、別途必要となる場合が多いことを覚えておいてください。

9.解約(早期返却)のリスク

解約(早期返却)時のリスクについては、やはり長期利用を想定しているカーリースで最もリスクが高くなります。

当然ですが、利用途中で解約をする場合は「途中解約金」を支払う必要があります。違約金の金額はリース会社によって異なりますので、各社ホームページでご確認ください。カーリースは契約期間の縛りが強いため、一度契約すると気軽に解約ができないことを覚えておきましょう。

同様にレンタカーの途中解約でも違約金は発生します。レンタカーは基本前払いのため、早期返却によって支払い金額の一部が返金される形になるでしょう。

カーシェアリングについては、使用分の支払いとなるため早期返却となることがありません。

カーリース・レンタカー・カーシェアリング「短期」と「長期」の価格を比較

続いて、カーリース、レンタカー、カーシェアリングの料金を比較してみましょう。

なお、レンタカーは短期レンタカーと長期レンタカーで金額に大きく差があるため、区別して比較します。

その他料金 1ヶ月 半月 1年
カーリース ・初期費用5~10万円

・メンテナンス費用

・車検費用

・燃料費

約15,000円~ 約90,000円~ 約180,000円~
短期レンタカー ・燃料費 約100,000円~ 約600,000円~ 約1,200,000円~
長期レンタカー ・燃料費 約26,000円~ 約156,000円~ 約312,000円~
カーシェアリング ・カード発行料(1,500円ほど) 約27,000円~

(1日1時間想定)

約158,000円~

(1日1時間想定)

約317,000円~

(1日1時間想定)

やはり、1ヶ月あたりの料金をみると長期利用を想定したカーリースが最も安くなっていいます。ただし、カーリースには契約期間の縛りがあるため「1ヶ月だけ」借りられるわけではありません。1年以上の利用が決まっている方であれば、カーリースがお得かと思います。

また初期費用を含んでを考えると「1ヶ月だけ借りたい」ときに最も安く借りられるのは「長期レンタカー」ではないでしょうか。

初期費用もなく手続きも楽に借りられるため、手軽に1ヶ月~数か月借りたい方におすすめです。

逆に「1日1時間も車を利用しないよ」という方には、カーシェアリングの選択肢もありますね。

なお、カーリースとレンタカーの料金比較についてはこちらの記事でより詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

▶︎【料金シミュレーション】カーリースとレンタカーの違いを徹底比較!

カーリース・レンタカー・カーシェアリング結局どれがおすすめなの?

カーリース、レンタカー、カーシェアには、さまざまな違いがあることをお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

「結局、私はどれを選べばいいの?」

でも知れば知るほど、自分には3つの選択肢のうちどれが適しているのか悩まれてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでここからは、カーリース、レンタカー、カーシェア、それぞれに向いている人はどんな人なのか解説していきます。

カーリースが向いている人

これまでの情報をまとめると、カーリースのメリット・デメリットは次の通りです。

メリット1.ナンバープレートの表記が自然
メリット2.「月額料金」だけ見るとレンタカーより安い
デメリット1.契約期間の縛りが強い
デメリット2.手続き方法が難しい

デメリット3.車庫証明が必要
デメリット4.初期費用や車検代などの出費が多い

以上のことから、ある程度の期間、車が必要な方にカーリースが向いているといえます。

「ある程度の期間」というのは、やはり1ヶ月や2ヶ月では「総額」を見るとレンタカーのほうが安くなりがちだからです。

また手続きが難しく、時間がかかることを考えても、短期間のレンタルならレンタカーのほうが「楽」という点は否めません。

レンタカーが向いている人

レンタカーのメリット・デメリットは次の通りです。

メリット1.手続きが楽
メリット2.初期費用がかからない
メリット3.維持費もかからない
デメリット1.月額レンタル料はカーリースより高め

以上のことから、レンタカーに向いている人は、次のような人だと考えられます。

・料金を重視している人

・面倒な手続きなしで気軽に車を利用したい人

・半年以下など短期間のレンタルを予定している人

高額なカーリースの初期費用を考えれば、いくらレンタカーの月額のレンタル料が高いとはいえ、総額からすれば「半年程度」までのレンタルでは長期レンタカーのほうが安く収まることが多いものです。

また手続きの簡単さからしても、短期間であれば長期レンタカーのほうが向いているといえるでしょう。

 

 

カーシェアリングが向いている人

カーシェアリングのメリット・デメリットは次の通りです。

メリット1.初期費用があまりかからない
メリット2.15分単位で利用できる
メリット3.ガソリン代が不要
デメリット1.1回の利用時間が長くなると料金が高額になる
デメリット2.駐車場まで毎回足を運ぶ必要がある

以上のことから、カーシェアリングに向いている人は次のような人だと考えられます。

・日常的に短時間だけ利用したい人

・カーシェアリングの駐車場に通える人

やはりカーシェアリングとなると駐車場があらかじめ決められているため、無理なく通えるのは大前提です。15分単位で利用できるため、週に数回の子どもの送り迎えなどで利用したい方には向いているといえます。

とはいえ料金設定は割高ですので、1回の利用時間が長くなる場合は注意が必要です。とくに12時間を超える場合などはレンタカーを利用した方が効率的でしょう。

まとめ:長期レンタカーを格安で借りるなら業務レンタカーへ

一般的に車を借りる方法としては、カーリース・レンタカー・カーシェアがあります。3者は、それぞれ料金や手続き方法、初期費用の有無など細かな違いがありますが、メリットとデメリットを知っておけば自分に適した選択肢がみつかるはずです。

まず、カーリースに向いている人は「ある程度の期間、車が必要な方」でしょう。ある程度の期間というのは、やはり1ヶ月や2か月では「総額」を見るとレンタカーのほうが安くなりがちだからです。半年以上車を利用する人や、手続きがやや面倒でも良いという人にはおすすめです。

次に、レンタカーに向いている人は「料金重視で、1日~数ヶ月の利用を検討している人」です。レンタカーは1日あたりの料金が高額であるイメージが強いと思われますが、長期レンタカーなら1ヶ月あたりの料金は約26,000円~利用できます。

難しい手続きもなく、誰でも手軽に利用できるのが魅力でしょう。長期レンタカーが気になる方は、ぜひ「業務レンタカー」のホームページをご覧になってみてください。

最後に、カーシェアリングに向いている人は「日常的に短時間だけ利用したい人」です。子どもの送り迎えやちょっとした買い物など、気軽にちょっとだけ使えるのがカーシェアリングの魅力です。カーシェアリングの駐車場が近くにある方なら、一度利用してみるといいかもしれません。

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田川 英紀
19歳から自動車販売店にて勤務を経て26歳で現在の(株)カーチョイスを設立。現在45歳。2児の父。26年間自動車販売を経験してきたプロの目から見た自動車業界の記事を情熱を持って書きます。中古車販売業者は競合が何万店もあり、どれだけ頑張っても売上が伸びないため、「このままでは倒産してしまうかもしれない」という思いに暮れることもありました。そして、大きく方向転換しなくてはという思いと、人に喜んでもらえる仕事がしたいという思いから、「業務レンタカー」という仕事が誕生しました。

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