会社運営には欠かせない社用車。
でも実際のところ、次のようなことでお悩みなのではないでしょうか?
社用車の「管理」って大変なんだよな……。
もっと手軽に車を利用できる方法はないのかな?
そんな方におすすめしたいのが、法人向けのカーリースやレンタカー。つまり「車を借りる」という選択肢なんです。
この記事では、法人向けカーリースとレンタカーそれぞれのメリットとデメリットをご紹介していきますので、どちらがより自社に適した選択肢かを考えてみてください。
カーリースを法人車にするメリット・デメリット
まずは、カーリースのメリット・デメリットからみていきましょう。
カーリースを法人車とするメリットとデメリットは、次の通りです。
<カーリースを法人車にするメリット>
- 月々の支払いが定額
- 「月額料金」だけ見るとレンタカーより安い
<カーリースを法人車にするデメリット>
- 審査がある
- 契約期間の縛りが強い
- 契約手続き方法が難しい
- 初期費用や車検費用、保証料が発生することがある
詳しく解説していきます。
カーリースのメリット
カーリースを法人車にするメリットは主に2つです。
メリット1.月々の支払いが定額
カーリースは、月々の支払いが定額となるため経費としての処理がしやすいといえます。
またこれはレンタカーも同様にいえることですが、新たに車を購入した場合の減価償却などの手間も省け、支払い金額をそのまま経費にできます。
事務作業の手間が省けるのは一つのメリットですね。
「月額料金」だけ見るとレンタカーより安い
カーリースの月額料金は、レンタカーよりもおおむね数千円安く設定されています。カーリースは長期間(1年以上など)の利用を想定しているので、レンタカーよりも多少安くなるのです。
ただしレンタカーとは違い、カーリースは車検費用やメンテナンス費用などがかかるため「総額」でみるとカーリースの方が安いとは一概にはいえません。
これらの料金を初期費用として支払う場合はおよそ5万円、高額になると10万円ほどかかる場合もあるので注意が必要です。よって、カーリースとレンタカーの料金は「総額」で比較しましょう。
カーリースのデメリット
カーリースを法人車にするデメリットは主に4つです。
デメリット1.審査がある
カーリースでは、リース契約を結ぶために与信審査が必要となります。これはクレジットカードの審査ように、支払い能力があるかどうかを判断するためです。
当然ですが、審査に落ちた場合はカーリースを利用できません。
デメリット2.契約期間の縛りが強い
カーリースは、もともと長期利用を想定したサービスです。短くても1年以上の契約が必要になるのが一般的で、基本的に途中で解約することはできません。
想定外の事故やケガ、海外転勤などやむを得ない理由がある場合には解約ができますが、高額な違約金を支払う必要があるため注意が必要です。
デメリット3.手続き方法が難しい
カーリースは、相談から審査、契約書の記入、車庫証明の提出など手順が多く、実際に車が納車されるまでには約1~2ヶ月かかります。
すぐに車を使えるわけではないことや手続きの複雑さから、諦めてしまう方も……。とくに車庫証明に関しては、警察署で申請を行うのですが即日発行ができません。
複数回にわたり警察署まで出向く必要があり、面倒だと感じる人が多いようです。
デメリット4.車検費用、メンテナンス費用などがかかる
カーリースはレンタカーと違い、別途料金がかかるものがあります。
<車両費以外で料金がかかるものの例>
- 新規登録費用
- 点検費用
- 車検費用
- メンテナンス費用
- 自動車税
初期費用として支払う場合にはおよそ5万円、高額になると10万円ほどかかる場合もあるので注意が必要です。
レンタカーと比較する際は「総額」で比べてください。
レンタカーを法人車にするメリット・デメリット
それでは次に、レンタカーを法人車とする場合のメリット・デメリットをみていきましょう。
レンタカーを法人車にするメリットとデメリットは次のとおりです。
<レンタカーを法人車にするメリット>
- 審査がない
- 契約手続きが簡単
- 解約のリスクが少ない
- 車検費用、メンテナンス費用などがかからない
<レンタカーを法人車にするデメリット>
- 支払いが一括
- 月額レンタル料はカーリースより高め
詳しく解説していきます。
レンタカーのメリット
レンタカーを法人車にするメリットは主に4つです。
メリット1.審査がない
カーリースとが違い、レンタカーには契約時の与信審査がありません。提示するのは免許証と住所確認書類のみで、基本的に誰でも利用できます。
審査が不要なので即日利用できるのも大きなメリットといえるでしょう。
メリット2.契約手続きが簡単
レンタカーの手続きは非常に簡単です。
カーリースは相談から審査、契約書の記入、車庫証明の提出など手順が多く、実際に車が納車されるまでには約1~2ヶ月の期間が必要。一方レンタカーは、契約書の記入だけでOKなので、予約さえしておけば店舗へ到着してから10分程度で車を受け取ることができます。
急な社員の出張や社員の増員などにもすぐに対応できるのが、レンタカーを法人車とする大きなメリットです。
メリット3.解約のリスクが少ない
レンタカーはカーリースと違い、1週間単位や1ヶ月単位での契約が可能なので、解約リスクが非常に少ないことがメリットです。
仮に契約途中で返却したい場合でも、カーリースのように解約不可ということはありません。レンタカーは基本前払いのため、早期返却によって支払い金額の一部が返金される形になるでしょう。
業績の悪化、社員の減少などに際しても、すぐに解約して経費を削減できます。
メリット4.車検費用、メンテナンス費用などがかからない
レンタカーはカーリースと違い、車検費用やメンテナンス費用が一切かかりません。車検や定期メンテナンスはレンタカー会社が行います。
利用者がレンタル料以外に必要となるのは保険料のみなので安心ですね。
レンタカーのデメリット
レンタカーを法人車にするデメリットは主に2つです。
デメリット1.支払いが一括
レンタカーは基本的に一括払いです。カーリースの定額払いと比べると、多少経費への計上が面倒かもしれません。
支払いのタイミングについては前払いが一般的ですが、法人の場合は後払いにすることも可能です(審査が必要)。
デメリット2.月額レンタル料はカーリースより高め
長期利用を想定したカーリースと比べると、月額料金は多少レンタカーの方が高めです。ただし、カーリースでは車検費用やメンテナンス費用がかかるため「総額」でみると一概には高くなるとはいえません。
カーリースとレンタカーを比較する際は「総額」で比べてください。
安さで選ぶ?カーリースとレンタカー法人車に向いているのはどっち?
カーリースとレンタカーには、法人車とする場合にそれぞれにメリットとデメリットがあります。
結局、うちの会社にはどちらが向いているのだろう……?
という方のために、カーリースに向いている会社・レンタカーに向いている会社の特徴を挙げていきます。
カーリースに向いている法人
これまでの情報をまとめると、カーリースを法人車とするメリット・デメリットは次の通りです。
メリット1.月々の支払いが定額
メリット2.「月額料金」だけ見るとレンタカーより安い
デメリット1.審査がある
デメリット2.契約期間の縛りが強い
デメリット3.契約手続き方法が難しい
デメリット4.初期費用や車検費用、保証料が発生することがある
以上のことから、法人向けカーリースは「ある程度の期間、社用車を使うことが決まっている状況」に向いているといえます。
「ある程度の期間」というのは、具体的には数年間。やはり数ヶ月ではそもそも法人契約できるカーリースが限られており、「総額」を見るとレンタカーのほうが安くなる可能性があるからです。手続きが難しく、時間がかかることを考えても、短期間のレンタルならレンタカーのほうが「楽」という点は否めません。
レンタカーに向いている法人
レンタカーのメリット・デメリットは次の通りです。
メリット1.審査がない
メリット2.契約手続きが簡単
メリット3.解約のリスクが少ない
メリット4.車検費用、メンテナンス費用などがかからない
デメリット1.支払いが一括
デメリット2.月額レンタル料はカーリースより高め
以上のことから、レンタカーに向いている法人は次の通りです。
- 短期間の使用を予定している
- 契約期間の見通しが立たない
- 難しい手続きを省きたい
- 業績が安定しない
高額なカーリースの初期費用を考えれば、いくらレンタカーの月額のレンタル料が高いとはいえ、総額からすれば「半年程度」までのレンタルでは長期レンタカーのほうが安く収まることが多いもの。よって契約期間の見通しが立たない場合にも、解約リスクの少ないレンタカーにしておくのが良いかもしれません。必要なときにすぐ借りられて、不要なときは契約しない、という借り方もできますよ。
難しい手続きを省きたい個人事業主などにも、手軽に契約できるレンタカーがおすすめです。
また業績が安定しない法人においても、解約が簡易で、違約金もないレンタカーを法人車とするほうが無難でしょう。カーリースは、基本的には年単位の契約です。起業したて・業績が落ち込み気味・所有している資産の価値が下がった……このような法人は、すぐに解約できるレンタカーを法人車とし、いざというときにすぐ経費削減できるようにしておくといいかもしれませんね。
なお、法人車におすすめの「車種」をこちらの記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
▶【プロが教える】社用車・営業車におすすめ人気車種5選!経費にする方法も解説
まとめ:大阪、兵庫、東京、埼玉で長期レンタカーを借りるなら業務レンタカーへ
会社運営には欠かせない社用車。社用車を所有しないとすれば「カーリース」が一般的ですが、「長期レンタカー」も状況によっては選択肢の一つになるでしょう。
レンタカーは1日あたりの料金が高額なイメージが強いと思われますが、長期レンタカーなら1ヶ月あたりの料金は約26,000円~と格安。難しい手続きや審査もなく、忙しい経営者・個人事業主でも、手軽に利用できるのが魅力です。
長期レンタカーが気になる方は、法人利用も多い「業務レンタカー」のホームページをぜひご覧になってみてくださいね。
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「気軽に、レンタカーを利用してほしい」「レンタカーでより便利に、豊かに暮らしてほしい」との思いでこの業界に携わって、早20年。これからも多くの方に、“快適”と“感動”を与えるサービスを提供いたします。
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田川 英紀
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