学生が友達や仲間と旅行やレジャーに出かける際は、レンタカーの活用がおすすめ。複数人で借りれば、交通費を節約できるうえに、融通が利く交通手段です。
今回は、レンタカー初心者の学生の方におすすめのレンタカー会社を、料金や年齢制限など「学生がレンタカーを借りる際に気になるポイント」に絞って比較してみました。
これから自分に最適なレンタカー会社を選び、レンタカーをお得に利用したい！という学生の方は、ぜひ参考にしてください。
学生におすすめの大手レンタカー会社7社を比較
学生におすすめの大手レンタカー会社7社について、学生がレンタカーを借りる際に比較したい情報を中心に表にまとめてみました。
| 会社名 | 料金 | 年齢制限 | 免許取得後年数 | 特徴 |
| トヨタレンタカー | 7,150円 | 原則なし（店舗によりあり） | 制限なし | 会員登録なしでもOK
3時間～当日利用可能 |
| ニッポンレンタカー | 8,250円 | 原則なし、高級車は制限あり(21歳以上） | 原則なし。取得1年未満の場合は貸出前にセーフティ・スタートの説明あり | 知名度抜群、業界大手で店舗数が多い。乗り捨てしやすい |
| タイムズカーレンタル | 7,700円 | 原則なし | 制限なし | 予約完了から出発まで最短30分、気軽に利用できる |
| オリックスレンタカー | 7,150円 | 原則なし | 制限なし | 車種が豊富、事前のウェブチェックですぐに借りられるサービス有 |
| ニコニコレンタカー | 4,510円 | 原則なし | ・3か月未満の場合、免許取得後3年以上の経験者の同乗必須 ・1年未満は保険加入に制限アリ |
料金が安い、とにかくコストをかけたくない方向け |
| ガッツレンタカー | 3,740円 | 原則なし | 原則なし | 格安レンタカー。洗車などにこだわりあり |
| 業務レンタカー | 4,840円 | 21歳以上 | 免許取得から1年以上 | 車種まで指定して予約できるシステムが魅力！メンテナンス・フォローも充実 |
※料金はコンパクトクラス普通車24時間あたりの最安料金
24時間あたりで最も料金が安いのはガッツレンタカー
コンパクトクラス普通車で比較してみると、最も料金が安いのは「ガッツレンタカー」です。24時間あたりで比較すると、大手の半分ほどの料金となっており、コストパフォーマンスは最強です。
ただし、カーナビがオプション料金必須であったりという「格安ならでは」デメリットはあります。条件などしっかり確認した上で選びましょう。
長期利用になると1日あたりは業務レンタカーが最安
24時間あたりではコストパフォーマンス最強のガッツレンタカーですが、一週間単位などの中長期のレンタルになると、最も安いのは「業務レンタカー」。
24時間が安いガッツレンタカーも中長期レンタルに力を入れていますが、コンパクトクラス普通車の一週間レンタルは通常19,250円から。
一方で、業務レンタカーは16,500円からと、約3,000円も安く設定されています。
夏休みなどを利用した長期での旅行などには、業務レンタカーのコストパフォーマンスが優秀です。
借りられる年齢や免許取得後年数は柔軟な会社も多い
借りられる年齢や免許取得後年数は柔軟な会社が7社中4社。意外にも今回ご紹介している会社の半分以上は「制限なし」です。特に、全国展開している大手レンタカー会社の方が、柔軟に対応している傾向があります。
免許取得後まもなく車をレンタルしたい場合は、そういった会社から車をレンタルするのがスムーズです。
未成年OKでもセーフティアドバイザーが必要なケースあり
未成年OK、年齢制限が設けられていない、というケースでも、免許取得後3年以上経過している「セーフティアドバイザー」が同乗するのが条件となっている会社もあります。
また、貸し出しはOKでも、一部の補償制度に加入できないパターンも存在しますので、一件「制限なし」となっていても、他に条件がないか確認しておくと安心です。
料金と希望車種を両立したいなら業務レンタカー
学生の方ですと、普段乗っている車に近い車種が良いなど「車種」にもこだわりを持つ方も多いですよね。コスト面と、希望の車種を細かく指定したい……というニーズを両方満たしたいのであれば、弊社「業務レンタカー」がおすすめです。
長期レンタカー中心の会社だからこそ、車の入れ替わりが激しくないので、車種まで指定して借りられる環境が整っています。特に一週間、一か月単位での貸し出しは非常に低コスト。料金以外のところもこだわりたい学生の方は、ぜひご検討ください。
学生向けレンタカー会社の選び方
学生がレンタカーを借りる際は以下の4点を重視するのがおすすめです。
1.トータルのコスト・料金
学生の方がレンタカーを選ぶ際は、コストパフォーマンスも重要です。第一に、仲間や家族で車をレンタルする「予算」に合わなければ、選択肢から自然に外れますよね。まずはコスト面から複数の会社に絞り、選んでみましょう。
2.メンテナンスやフォロー体制は万全か
学生でレンタカー初心者だと、激安でもメンテナンスがきちんとされていない業者などをうっかり選んでしまうことも。
すぐに故障したり、臭いや汚れがこびりついているレンタカーでは、楽しいはずのレジャーが台無しになってしまいます。迷った時のおすすめは、ネットやSNSなどをリサーチし、悪い評判の多い業者は候補から外す方法です。
トヨタ・日産・ニッポンレンタカーなどといった、知名度の高い大手チェーンは比較的安心ですし、中小であってもほとんどの会社がしっかり整備・メンテナンスを実施しています。ですが、「激安」を売り文句にしている業者は念のため注意しましょう。
また、万が一事故に遭遇しても安心な「任意保険」が基本料金に含まれており、故障・トラブル発生時に心強い「ロードサービス」が無料で利用できるレンタカーが、特におすすめです。
3.車種やタイプ、オプションの豊富さ
コストやフォローが良くても、乗り慣れた車種がない！ となると不安ですよね。学生の場合は「安心」を重視して選ぶことも大切ですので、車種やタイプ、オプションなども豊富な会社が良いでしょう。
料金の割高感を気にしないなら、車種・タイプは大手レンタカー会社の方が豊富にラインナップしています。一方、多少見劣りするとはいえ格安料金を打ち出している中・小の業者であっても、用途とマッチしたレンタカーを取り揃えていますので、コストと相談しながら選ぶのが良いですね。
ただし、オプションの多さでは大手レンタカー会社が数段上手です。チャイルドシートや引っ越しや荷物運搬に便利な荷台シート・ラッシングベルト・台車から、冬のレジャーに欠かせないスタッドレスタイヤ・スキーキャリアまで取り揃えています。事前にレンタカーのサイトなどでオプション内容などをチェックしておくのはもちろんですが、
といった基準で選ぶと、後からがっかりすることがないでしょう。
4.利用条件に合っているか～利用期間、エリア、年齢、貸出＆返却時間など～
ある意味必須条件になるので、ここは最終確認として必ず押さえたい所です。利用期間やエリア、借りられる年齢、貸出時間などの「条件」が合っているかは必ずチェックしましょう。
たとえば、単発利用で移動エリアが狭い場合は時間制レンタカーが便利であるものの、反対に移動エリアが広範囲かつ何度もクルマが必要なケースでは、マンスリー・ウィークリーレンタカーの方が、コスパ的に優れています。
一部のレンタカー会社は24時間発着OKですが、時間がしっかり定められている会社も多いため、万が一使いたいレンタカー会社の営業時間だと出発に間に合わないことも。
その場合、余裕をもって借りておくなどの工夫も必要となってきますので、早朝や深夜に出発したい場合はご注意ください。
学生がレンタカーを借りる際の持ち物
学生がレンタカーを借りる際、基本は以下の3点セットがあればOKです。まれに印鑑がいるケースもあるようですが、最近では少ないでしょう。
カード決済のみの取り扱い、という会社も多いので、持ってない方はご注意ください。
基本は以上3点で大丈夫ですが、当然ながら会社によって必須となる持ち物は異なります。必ず借りる前に、レンタカー会社の公式ページで、持ち物は確認しておきましょう。
学生がレンタカーを借りる際の注意点
学生がレンタカーを借りる際の注意点は、以下の4点です。
1.保険は内容を確認した上で必ず加入しよう
レンタカー会社によって、最初から付帯する保険の内容は異なります。また、ロードサービスの有無なども会社によってオプション扱いとなることもありますので、それらの「内容」を必ず確認した上で、必要な保険やサービスにはしっかり加入しましょう。
2.大学生協で割引制度がないかをチェック
大学の近くにあるレンタカー会社ですと、大学生協と提携していることがあります。その場合、大学生協から予約の手配などが行える、割引が受けられる可能性もありますので、そういった制度がないかチェックしておくと、学生という身分をフル活用し、よりお得・便利にレンタカーが活用できます。
3.年齢や運転免許取得後の年数によって貸出条件あり
記事中で何度も触れているように、レンタカー会社によっては「年齢」もしくは「運転免許取得後の年数」で貸し出し条件が異なるケースがあります。
- そもそも年齢制限、運転免許取得後の年数制限アリ
- 車種により制限アリ
- 制限はないが同乗者に「免許取得後3年以上の経験者」が必要
- 補償制度への加入制限アリ
など、会社によって対応が違うため、希望のレンタカー会社がどのような条件になっているか、事前確認は必須です。
4.支払い方法「クレジットカード」のみのケースあり
レンタカー会社によっては、支払い方法が「クレジットカード」のみとなっていることがあります。
延滞などのトラブル時にも、クレジットカード払いだとスムーズに回収しやすいから……という背景がありますが、カードなしでは利用そのものを断られることがあるため、ご注意ください。
即日発行のカードなどもありますので、利用したい会社がカード必須の場合は準備しておきましょう。
まとめ：学生がレンタカーを借りるときには値段以外にも注目すべし！
学生がレンタカーを借りる際は、コストだけではなく、フォロー体制や年齢制限などの条件のチェックが必要です。
予算は大前提としても、車種やフォロー体制が充実した「条件が合う会社」を吟味して選ばなくては、せっかくの旅行が台無しになる可能性も。
学生がレンタカーを初めて借りる際は、特に不安なことも多いとは思います。持ち物や条件をしっかり確認していけばトラブルは防げますので、ぜひレンタカーを上手に活用し、学生旅を楽しんでくださいね。
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田川 英紀
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