2024年も半分が終わろうとしていますが、業務レンタカーは直営店・フランチャイズ(FC)加盟店を含め、今年すでに7店舗が新規オープンしています。これで、開業予定を含め全40店舗となります。弊社がフランチャイズ事業をスタートさせたのは、21年のこと。当時は直営店がわずか4店舗でしたから、2年余りの急拡大です。
今年新規オープンしたうちの1社は、全国で100店舗以上のガソリンスタンドを展開する大手企業。今回は、大手ガソリンスタンドが業務レンタカーへの加盟を決めてくれた経緯についてお話しようと思います。
すでにレンタカー事業を展開。なぜ業務レンタカーのFC加盟店に?
今回、加盟してくれた企業は、数ヶ月前に弊社とは別のレンタカー事業にも乗り出したといいます。そのような中、なぜ業務レンタカーのフランチャイズに加盟してくださったのでしょうか?その答えは簡単です。業務レンタカーは、一般的な日貸しのレンタカーとは一線を画すビジネスモデルだからです。
1ヶ月や2ヶ月などの長期貸し出しが大半を占めるため、貸し出し・返却の頻度が低いということが、一般的なレンタカーと業務レンタカーの大きな違いです。点検や清掃の手間も少なく、開店直後や閉店間際、土日祝、長期休暇に貸し出し・返却が集中することもないため、スタッフに残業してもらう必要がなく、新たに人を雇うことなく開業できます。これだけ「人材不足」や「働き方改革」が叫ばれている時代ですから、これだけでも非常に画期的なビジネスモデルであると自負しています。
「先見の明」ある経営者に選んでいただけたことが、自信に
こちらの企業は、ガソリンスタンドだけでなく、自動車整備、飲食、美容、介護など、手広く事業を展開されています。さまざまなフランチャイズに加盟しながら、別事業では自社もフランチャイズ本部として加盟店をサポートされていて、M&Aにも積極的に取り組んでいらっしゃいます。
この企業が何より素晴らしいのは、「先見の明」です。今では知名度の高い店舗や事業にいち早く加盟・展開し、徐々に事業の幅を広げていかれたようです。代表の方のご経歴とその手腕には、同じ経営者として尊敬の念を抱かずにはいられません。弊社の事業をプレゼンした際にはしきりに「面白い」と言っていただき、私自身も大きな自信となりました。
あとはやはり、シナジーでしょう。ガソリンスタンドや自動車整備業と業務レンタカーが非常に相性が良いことも、ご興味を持っていただけた大きな理由と考えます。近い将来、今の加盟店さんが「業務レンタカーにいち早く加盟したなんて先見の明があったね」と言われるよう、ますます頑張っていかなければなりません。
業務レンタカーの加盟理由として多いのは……?
業務レンタカーは、ガソリンスタンドに限らず、上場されているアパレル小売業者さんや中古車販売業者さんなど、さまざまな業種の企業にご加盟いただいています。加盟理由はそれぞれではありますが、今回加盟してくださった大手ガソリンスタンドと同様、前向きなものが多い印象です。
「コロナで本業が立ち行かなくなったから」「電気自動車が台頭したらガソリンがいらなくなっちゃうから」といったネガティブなものではなく、「画期的」「本業と相性が良い」「面白そう」……このようなポジティブな理由が大半を占めます。
もちろん、フランチャイズに加盟するには、事業の持続可能性やリスクも理解しておかなければなりません。業務レンタカーのリスクを想定するとすれば、「車離れ」や「カーリースやカーシェアリングの台頭」などになってくるでしょうか。ただ、車離れは進んでいても、車を必要とする若い世代は多いため逆に業務レンタカーにとっては追い風です。一方、カーリースやカーシェアリングは、借りる期間等が業務レンタカーとは大きく異なることからライバルにはなりません。加盟していただいた企業のポジティブな声は、こうした想定を踏まえてのものです。
カーリース・レンタカー・カーシェアリングの違い
冒頭で、業務レンタカーは全40店舗になると申し上げましたが、今回加盟してくださった企業のガソリンスタンド以外の店舗も加えた店舗網は600以上とのこと。私も現状に満足することなく、自分が良いと信じる事業の普及に加え、ポジティブに捉えられる事業には積極的に挑戦していこうと思い直したところです。
田川 英紀
最新記事 by 田川 英紀 (全て見る)
- 黒ナンバー運賃料金表の書き方|具体例と注意点も解説 - 2024年12月27日
- 黒ナンバー(軽貨物)の任意保険は高い?格安で加入するコツをご紹介 - 2024年11月11日
- 黒ナンバーの車は何?他のナンバーとの違いや取得方法を詳しく解説 - 2024年10月25日
コメント