24時間無人貸し出しシステムが変える「移動のミライ」【月刊ガソリンスタンド連載第37回】

車のミライ

 業務レンタカーは、2月末までに全国62店舗に拡大。2025年度は、弊社にとって過去最大の転換期となりました。市場の価値観が「所有」から「利用」へと決定的にシフトし、私たちの事業が社会インフラの一部を再構築するフェーズに入ったという確かな手応えを感じています。弊社は今後、単なるレンタカー業の枠を超え、社会インフラの再構築に取り組む所存です。

 続く2026年度、私たちはさらに明確なテーマを掲げます。それは、業務レンタカーにおける「24時間・無人貸し出し」システムの本格実装です。これは単なるコスト削減策ではなく、業界構造そのものを変える挑戦です。早ければ春、遅くとも6月までには新システムを完成させ、カーシェアリング領域への展開も加速させていく予定です。

営業時間の壁を突破し、稼働率80%超えを目指す

 現状、既存店舗の平均稼働率は60〜70%程度で推移しています。中古車を活用した長期レンタカーというブルーオーシャンを主戦場としているため、これでも十分に高水準ではありますが、経営者の視点で見れば、まだ「取りこぼしている需要」が明確に存在します。

 その最大の障壁が「営業時間」の制限です。日曜・祝日の閉店後や夜19時以降の来店、あるいは早朝利用を希望するお客様に対し、有人店舗では物理的に対応が困難でした。しかし、無人化により24時間365日の貸し出しが可能になれば、これまでお断りしていた需要をすべて売上へ転換できるようになります。

 理論上、利便性が向上して稼働率が下がる合理性はどこにも見当たりません。無人貸し出しの実装により、現在の70%台から80〜90%への引き上げは極めて現実的な目標であると判断しています。中古車を活用し、需要の8割を占める「価格重視層」に応えるという我々の強みと、24時間営業という利便性が組み合わさることで、他社が容易に模倣できない圧倒的な競争力が生まれます。

「現場拘束時間ゼロ」が実現する人手不足時代への適応

出典:中小企業庁

 今回の無人化システムの本質は、「人口減少社会への構造的適応」にあります。求人を出しても人が集まらない現状は一時的なものではなく、不可逆的な社会変化によるものです。この構造変化に対する経営としての回答が、今回の無人化システムなのです。

 新システムを導入することで、加盟店オーナーの働き方は劇的に変わります。理論上、現場での拘束時間を8時間から限りなくゼロに近づけることが可能になります。有人対応を希望する顧客には従来通りの対応を行い、利便性を重視する顧客には完全無人対応を提供するという「選択制モデル」により、顧客満足度と運営効率を両立させます。店舗によっては「完全無人型」での運営も現実的になります。

 これによりフロントに常駐する人員は不要となり、スタッフの業務は、バックヤードでの清掃やメンテナンスが中心となります。最低時給帯やシルバー人材の活用も視野に入り、人件費を大幅に抑制しながら、24時間収益を生み続ける体制が整います。これは、私が長年追求してきた「三大固定費(土地・人件費・広告費)の極小化」の完成形とも言えるでしょう。

5年後を見据えたモビリティの再設計と「業務カーシェア」への進化

出典:国土交通省

 国勢調査データが示すとおり、都市部を中心に車両保有率は低下し続けています。自動車メーカー各社がシェア型ビジネスへシフトしている潮流は、今後さらに加速していくでしょう。さらに、物流業界における「2024年問題」やドライバー不足、ライドシェアの解禁など、世の中の移動や運送のあり方が根底から揺れ動いています。

 私は、5年後の社会ではカーシェアリング志向が今よりも格段に高まると予測しています。だからこそ、今このタイミングで24時間無人貸し出しの仕組みを確立し、「業務カーシェア」としてのポジションを盤石にする必要があります。

 この仕組みは、弊社の特許技術を組み込んだ独自システムであり、単なる効率化のためのツールではありません。次の10年を見据えた「移動手段の再設計」です。将来的には、法人のみならず個人が所有する小規模な駐車場でも、この無人貸し出しシステムを利用して収益化できるような社会を構想しています。

 激動するVUCA時代において、「停滞」は衰退を意味します。私たちは、今年度に始動するこの無人化システムを通じて、低コスト・高利便性・高収益性を兼ね備えた「未来の当たり前」を全国に届けてまいります。構造的に見て実行リスクは限定的であり、この挑戦の先には、経営の持続可能性を高める新たな光が見えると確信しています。

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「気軽に、レンタカーを利用してほしい」「レンタカーでより便利に、豊かに暮らしてほしい」との思いでこの業界に携わって、早20年。これからも多くの方に、“快適”と“感動”を与えるサービスを提供いたします。

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田川 英紀
19歳から自動車販売店にて勤務を経て26歳で現在の(株)カーチョイスを設立。現在45歳。2児の父。26年間自動車販売を経験してきたプロの目から見た自動車業界の記事を情熱を持って書きます。中古車販売業者は競合が何万店もあり、どれだけ頑張っても売上が伸びないため、「このままでは倒産してしまうかもしれない」という思いに暮れることもありました。そして、大きく方向転換しなくてはという思いと、人に喜んでもらえる仕事がしたいという思いから、「業務レンタカー」という仕事が誕生しました。
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