レンタカーの注意点を予約~返却までシチュエーション別に解説

レンタカーの疑問

レンタカーを借りるとき、

「レンタカーって勝手が分からなくて不安」

「レンタカーを借りる上で注意すべきことって何かあるのかな?」

「保険はどうするの?もし事故を起こしてしまったら?」

「予約するときは何を伝えたらいいんだろう?」

このように、何かと分からないことや不安なことが多いもの。

そこで今回は、レンタカーの予約~返却までに注意すべきポイントを詳しく解説していきます。

少しでも安心してレンタカーを利用していただけたらと思いますので、ぜひご覧ください。

 

【レンタカー予約時】の注意点

レンタカーの最初の関門である「予約」。

「時間と車種を決めるだけでいいんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、実はそれだけではありません。レンタカーを予約する際は、必要に応じて「オプション」を検討する必要があります。

<オプションの例>
・カーナビ
・ETCカード
・スタッドレスタイヤ
・チャイルドシート

それぞれの注意点について詳しくみていきましょう。

 

カーナビ・ETCが標準装備でないことがある

旅行など、遠出を目的としてレンタカーを利用する方には、カーナビやETCは必需品ですよね。そのため、多くのレンタカー会社では、カーナビおよびETC車載器が標準(無料)装備されています。

ところが一方で、一部レンタカー会社(とくに格安レンタカー会社)では、カーナビが標準装備でないことも。

これは格安レンタカーならではの「必要なものだけ借りる」ための配慮でもありますが、オプションのつけ忘れには注意が必要です。

なお、とくにETC車載器はほとんどのレンタカーに標準装備されていますが、ETCカードを持参しないとETCは利用できません。

ETCカードもオプション利用ができる場合がありますので、必要に応じてご利用のレンタカー店舗でご相談ください。

カーナビゲーション 無料(標準装備)~2,000円
ETCカード 約300円

 

冬期はスタッドレスタイヤが必須

雪道や凍結した道は、通常の乾いた路面と比較して圧雪路で約3倍、凍結路で約5倍も制動距離が伸び、大変危険です。

そのため事故を未然に防ぐためにも、冬期のスタッドレスタイヤ(またはタイヤチェーン)の対策は必須といえます。

対策が必要な時期としては、概ね11月~3月です。

東北や北海道はとくに雪深くなりやすいため、時期や天候をみながら十分に注意してください。

なお、スタッドレスタイヤはほとんどのレンタカー会社で(冬期は)標準装備されていますが、ご利用の際は念のためご確認ください。

スタッドレスタイヤ 無料(標準装備)~約2,000円
タイヤチェーン 約1,500~3,000円

各地域の降雪時期はこちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

6歳以下の子どもはチャイルドシートが必須

6歳未満の子どもを車に載せるとき、チャイルドシートの取り付けは「義務」とされています。

慣れないレンタカーは事故率も上がりますので、子どもの命を守るためにチャイルドシートは必ず取り付けるようにしましょう。

なお、6歳未満の幼児を連れている場合、チャイルドシート利用なしではレンタカーの貸出しは出来ません。

自身でチャイルドシートを用意するか、オプションとして予約を取っておきましょう。

チャイルドシート(orジュニアシート) 約500~1,000円

なお、レンタカーでのチャイルドシート利用についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

【レンタカー出発時】の注意点

レンタカーは、出発時にもいくつか注意点があります。

戸惑いがちなポイントでもありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

<レンタカー出発時の注意点>
・免許証は運転者全員分を忘れずに用意しよう
・任意保険への加入はあらかじめ決めておこう
・レンタカーの傷はしっかり確認しておこう

詳しくみていきます。

 

免許証は運転者全員分を忘れずに用意しよう

出発前の手続きでは、運転者の免許証を提示します。

そしてこのときに注意してほしいのが、「運転手全員分の免許証」を提示する必要があることです。

「代表者だけでいいんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、違います。

免許証を提示せずに運転をしてしまった場合は、事故が起きても保険が適用されませんので十分に注意が必要です。

なお、「全員でレンタカー会社に行くのが面倒だな……」と感じる方は、手続きをされる代表者にあらかじめ「免許証のコピー」を渡しておくとよいでしょう。

 

任意保険への加入はあらかじめ決めておこう

出発前の手続きでは、任意保険への加入も問われます。

基本的に、レンタカー料金には最低限の補償が含まれているため安心ですが、万が一の事態にしっかり備えたい場合は任意保険への加入もあらかじめ検討しておきましょう。

ちなみにレンタカー料金に含まれる補償制度では、概ね「5~10万円」程度の免責金額(自己負担額)が設定されています。

そのため任意保険では、自己負担をゼロにする「免責補償制度(CDW)」や、レンタカー会社への損害額を補償する「ノン・オペレーション・チャージ(NOC)」が用意されています。

より詳しい内容はこちらの記事で解説していますので、加入の判断にぜひご活用ください。

 

 

レンタカーの傷はしっかり確認しておこう

出発前には、従業員の方と一緒に車の傷を確認する手順があります。

その際、

「どうせ傷なんてないだろう」

「ちゃんと確認しなくても大丈夫でしょ」

と考えてしまうことに注意が必要です。

実際、レンタカー利用中に

「あれ、身に覚えのない傷がある……」

と小さな傷に気がつくことはよくある話です。

このとき、おそらくみなさんの頭の中には

「身に覚えがないのにお金を請求されてしまったらどうしよう……」

などと不安や疑問でいっぱいになることでしょう。楽しいはずだった旅行も、思い切り楽しめなくなってしまうはずです。

しかし、このような事態を防ぐには「事前確認」しかありません。「しっかり確認しておけばよかった……」と後悔することがないよう、出発前の傷チェックは入念に行うようにしましょう。

なお詳しくはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。

 

 

【レンタカー利用中】の注意点

レンタカー利用中の注意点は、主に2つです。

<レンタカー利用中の注意点>
・運転は免許証を提示した人のみで行おう
・事故が起きたときの対応を知っておこう

今回お話する中では重要度は低いものの、いざという時に大事なポイントとなりますので、ぜひ覚えておいてください。

 

運転は免許証を提示した人のみで行おう

出発時の注意点でも解説しましたが、運転は「免許証を提示した人のみ」で行うようにしてください。

旅行やレジャーなどでレンタカーを利用するとき、複数人で交代しながら運転をすることもあるかと思いますが、免許証の提示を忘れてしまった方は運転をしない方が無難です。

理由は1つ、「事故が起きたときに保険が適用されないから」です。

レンタカー料金に含まれる保険、任意で加入した保険は、「レンタカー会社に免許証を提示した人のみ」しか適用されません。

免許証を提示しなかった場合は「運転しない・運転させない」ことが大切です。

 

事故が起きたときの対応を知っておこう

慣れないレンタカーでは、事故率が上がるものです。

とくに複数人でレンタカーを利用する場合、「久しぶりに運転する」「自分の車以外運転したことがない」という方も多くいることでしょう。

自分は事故を起こさなくても、周りの人が事故を起こす可能性もありますので、いざ事故が起きたときの対処法を知っておくことは大切です。

<事故が起きたときの対応手順>
1.けが人がいる場合は、救護活動を行う(119番)
2.警察へ通報する(110番)
3.レンタカー会社へ連絡する

事故が起きたとき、まずは車を道のわきに停めます。けが人がいる場合は救護活動を最優先し、必要に応じて119番通報を行います。

その後は、警察への通報(110番通報)、レンタカー会社への連絡の順で対応してください。

なお、より詳しい内容はこちらの記事で解説しています。

 

 

【レンタカー返却時】の注意点

レンタカー チェック

レンタカーの返却時は意外とトラブルが多いものです。筆者も過去に何度あたふたしたか分かりません。

気持ちよくレンタカーが返却できるよう、注意点を学んでおきましょう。

<レンタカー返却時の注意点>
・返却時間に遅れそうになったときの対応を知っておこう
・ガソリンは満タンにして返却しよう(領収書の受け取りも忘れずに)
・支払い方法には制限がある

 

返却時間に遅れそうになったときの対応を知っておこう

「思いのほか道が込んでて遅れそう……!」

「返却時間に間に合わない!どうしよう!」

こんなことも、レンタカー返却時にはよくある話です。

「返却時間に間に合わないかも」と思ったときはすぐにレンタカー会社に連絡を入れるようにしてください。

無断で返却時間を過ぎてしまうと、延滞金に加えてレンタカー会社によっては損害金を請求される場合があります。

とくに、レンタカー返却前には「ガソリンスタンドで給油をする」というミッションもありますのでご注意ください(詳しくは次に解説します)。

レンタカー会社に連絡をしておいて損はありませんので、少しでも「間に合わないかも」と感じたらすぐに連絡を入れるようにしましょう。

 

ガソリンは満タンにして返却しよう(領収書の受け取りも忘れずに)

レンタカーの基本として、「返却前にガソリンを満タンにする」というルールがあります。

返却前、レンタカー店舗付近(指定)のガソリンスタンドにて、ガソリンを満タンにしてから返却します。

このとき、レシートを受け取ることも忘れないようにしてください(レンタカー店舗へ提示する必要があります)。

なお、ガソリンを入れ忘れて返却すると、走行距離に応じて割高なガソリン代を支払うことになってしまうため注意が必要です。

 

支払い方法には制限がある

レンタカーの支払い方法には制限があり、基本的には「クレジットカード」「現金」のみです。

また現金支払いの場合は、現金以外に「本人確認書類または現住所確認書類」が必要になるため注意が必要です。

なお下記に記載した書類は一例ですので、正しくはご利用のレンタカー店舗へ確認してください。

<本人確認書類・現住所確認書類の例>
・公共料金の領収書
・マイナンバーカード
・学生証
・住民票
・パスポート

 

レンタカーの注意点!とくに重要なポイント

レンタカーを借りるとき、何かと分からないことや不安なことが多いものですよね。そこで今回は、予約時~返却時まで、状況別の注意点をご紹介しました。

最後に、今回ご紹介した中でも、とくに覚えておいていただきたい注意点をまとめておきます。レンタカーを利用する方誰もが一度はつまづく点ですので、レンタカーを利用する前の確認用としてぜひお使いください。

<レンタカー利用でとくに注意したいポイント>
・免許証は運転者全員分を忘れずに用意しよう
・任意保険への加入はあらかじめ決めておこう
・レンタカーの傷はしっかり確認しておこう
・返却時間に遅れそうになったときの対応を知っておこう
・ガソリンは満タンにして返却しよう(領収書の受け取りも忘れずに)

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田川 英紀
19歳から自動車販売店にて勤務を経て26歳で現在の(株)カーチョイスを設立。現在45歳。2児の父。26年間自動車販売を経験してきたプロの目から見た自動車業界の記事を情熱を持って書きます。中古車販売業者は競合が何万店もあり、どれだけ頑張っても売上が伸びないため、「このままでは倒産してしまうかもしれない」という思いに暮れることもありました。そして、大きく方向転換しなくてはという思いと、人に喜んでもらえる仕事がしたいという思いから、「業務レンタカー」という仕事が誕生しました。

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